矯正歯科治療Orthodontics

小さいお子さんから成人の方まで、咬合と歯並びでお悩みの方も多いかと思います。
当院でも以前より多くの相談を受けてきましたが、矯正専門の歯科医が不在のため、他院へのご紹介という形で対応しておりました。

皆さまのご要望にお応えするために2023年4月より、当院に月1回、矯正専門の歯科医師がまいります。
矯正治療を専門とした歯科医師が、皆さまの咬合や歯並びのお悩みを解決いたします。
お気軽にご相談ください。

矯正日:第一火曜 午後
※月によっては変更の場合あり

矯正治療とは

悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療です。
代表的な治療の種類として、ワイヤー矯正・マウスピース矯正が挙げられます。

マウスピース矯正

ブラケットやワイヤーは使わずに、透明なマウスピースを矯正装置として使用し、歯を動かします。

クリアコレクト

当院のマウスピース矯正は「クリアコレクト」を使用しております。
マウスピース型の歯列矯正装置で”透明で目立たない”マウスピースでカスタムメイドな矯正治療を行うことが可能です。

クリアコレクトは、⻭科⽤医療機器メーカーのグローバルリーダーであるストローマングループが製造している「矯正用マウスピース」です。
日本、アメリカ、中国、ヨーロッパ諸国などなど世界34カ国以上で導入され、世界中の歯科医に選ばれている実績のあるマウスピースです。

耐久性や審美性にすぐれた素材を使用し、こだわりの2mmのトリムラインと三層構造の素材で矯正力が長くつづき、歯を効果的に動かすことが可能となります。

こんな方にオススメ

歯並びで気になる部分がある
人と会うことが多い仕事で、
目立つ矯正治療には抵抗がある
忙しく通院する時間が取りづらい

特徴

透明で目立ちにくい
通院回数が少なくて済む
歯への負担が少ない
金属アレルギーの方も安心

歯並びの状態や噛み合わせ、
口腔内の環境を見させていただいた上で、
症例対応可能か判断します。
歯並びでお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

ワイヤー矯正

歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる矯正装置を取り付け、ワイヤーを通して、動かしたい方向に適切な力をかけていくことで歯を移動させます。

不正咬合の種類

不正咬合には、主に次のような種類があります。不正咬合の種類により、原因や起こり得る悪影響などに違いがあります。

叢生(そうせい)

生えている方向が一定ではなくバラバラで、歯列の一部分に凹凸が見られたり、重なり合ったりしている状態を「叢生(そうせい)」と言います。
顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪い(歯が生える十分なスペースがない)ことなどが原因です。

空隙歯列(くうげきしれつ)

空隙歯列歯と歯の間にすき間ができている、いわゆる「すきっ歯」のことを「空隙歯列」と言います。
顎の大きさに比べて歯が小さい、あるいは歯の本数が不足していることなどが原因で起こります。
歯のすき間に汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まるなどの悪影響が起こります。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突上顎前歯、あるいは上顎全体が前方に突き出している状態を「上顎前突」と言います。いわゆる「出っ歯」のことです。
上顎前突になると、口が閉じにくくなるため、口呼吸やドライマウスになりやすく、口臭や虫歯、歯周病などのリスクが高くなってしまいます。

下顎前突(かがくぜんとつ)

下顎前突下顎前突は、「受け口」や「反対咬合」とも呼ばれていますが、下の前歯や下顎全体が前方に突き出ている状態を言います。
咀嚼機能が低下したり、「サ行」の発音が不明瞭になったりするなど、さまざまな悪影響が起こります。

開咬(かいこう)

開咬奥歯しか噛み合わず前歯が噛み合わない、常に前歯の部分が開いてしまう状態を「開咬」といいます。「オーブンバイト」とも呼ばれます。
前歯が噛み合わないため、前歯で噛むことができません。
そのため、奥歯に過度な負担をかけてしまいます。
また、口の中が乾燥しやすい、滑舌が悪くなるといった悪影響があります。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合上下の歯の咬み合わせが深くなっている状態を過蓋咬合と言い、「ディープバイト」とも呼ばれます。
噛み合わせが深く、下の歯を覆い隠しているような状態であり、噛み合わせた時に下の前歯がほとんど見えなくなってしまいます。
前歯で噛み切ることができない、虫歯や歯周病、顎関節症になりやすい、といった悪影響があります。

よくある質問

矯正治療はいつ頃から始めるといいのですか?

一般的に“永久歯の前歯が生えた頃”とか“大人の歯がはえそろった頃”と言われますが、歯並びやかみ合わせの状態により治療をスタートするタイミングは異なります。
かみ合わせが原因で顎の成長に支障がある場合などは、乳歯列期でも治療を開始することがあります。また、状況により治療をせずに様子をみることもあります。

治療期間はどれくらいですか?

治療を受ける方の年齢や、かみ合わせの状態によって異なります。
簡単な矯正装置の場合、短期間で終了する場合もありますし、成長発育を治療に取り込む場合、治療期間が予定より伸びることもあります。
例)一般的な治療期間:治療期間 2~3年 保定(後戻り防止)期間 2年程度

歯並びを治すために歯を抜かないといけないのですか?

検査の結果、歯と顎のバランスや口唇の突出度等を総合的に診断し、歯を抜いた方が安定する良い結果が得られ、残りの歯を守ることに繋がる等が考えられる場合は、その旨をご説明しご理解いただいた上で抜歯を行い治療を行うことがあります。

矯正治療中の生活で気をつけることはありますか?

取り外しのできる装置ではほとんどありませんが、ワイヤー矯正の場合は、装置にくっつきやすいガムやキャラメルなどは控えた方がよいでしょう。
また固定式ワイヤーの装置は、基本的に歯の表面に専用の接着剤で貼り付けていますが、ある程度以上の強い力が加わると、外れてしまうことがあります。
固いものを食べる時は注意が必要です。

矯正歯科治療はなぜ必要?

矯正歯科治療は、見た目の審美性に目が行きがちですが、体の発育や健康面にも大きく関わってきます。
咀嚼機能・口唇閉鎖不全・発音・顎関節・体のバランス・歯科疾患・etc…
審美的な改善により、前向きな気持ちになるメリットがあります。
また、咬合の改善により体の健康を維持する意味でのメリットも多くあります。

咀嚼機能
口唇閉鎖不全
発音
顎関節
体のバランス
歯科疾患

少しでも歯並びや噛み合わせが気になる方は、
どうぞお気軽にご相談ください。
年齢や症状、ライフスタイルに合わせた矯正歯科治療を
ご提案させて頂きます。

治療費用

ワイヤー矯正/マウスピース矯正

標準治療費
550,000円〜(税込)
処置料
5,500円/月(税込)

※症例によって異なる場合がございます。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

  1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間〜1、2週間で慣れることが多いです。
  2. 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  3. 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、治療矯正には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  4. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。
    むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメインテナンスを受けたりすることが重要です。
    また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  5. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。
    また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
  6. ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  7. ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  8. 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  9. 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  10. 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  11. 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  12. 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  13. 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物、(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  14. 装置が外れた後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  15. 装置が外れた後、現在の咬み合わせにあった状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  16. あごの成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  17. 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
    加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。
    その場合、再治療等が必要となることがあります。
  18. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
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